ダム巡り、ガッツリ走った群馬栃木ツーリング

今回は、先月の台風19号で急遽ぶっつけ本番を迎えたといわれている八ッ場ダムを見に行くツーリングを計画。それだけでは時間も余るので、ついでに利根川最上流部の矢木沢ダム奈良俣ダムへも廻ってくる事にしました。もちろん紅葉狩りもね。

さて、群馬みなかみ地方の気象状況予報では、最低温度6度、最高温度20度と初冬の頃合い。あまり着込むと昼頃に暑くなり過ぎると判断し、初冬バージョンのウェアで日の出前5時に東京を出発。出発時気温10度。

午前6時過ぎ、関越道高崎ICで高速を降り、国道406号線を使って道の駅「八ッ場ふるさと館」へ向かう途中で、いやはや気温がどんどん下がっていく。路面も場所によってはウェットだし…。

「さっ、寒い!!」

道路に設置してある気温計は「0℃」を指しているし…。そりゃ寒いはず。
結構なクネクネ道で楽しいはずなのに、身体が動きません。ツーリング初っ端からかなり過酷です。真冬用のウェア必須でした。ちょっと失敗。(いつもの事…)

午前8時前に震えながら道の駅「八ッ場ふるさと館」到着。トイレ休憩と不動大橋から景色を眺める。去年来た時とは当然景色が一変していました。多少水位は下がってますが、濁った水で一杯です。

不動大橋より

程なくして近くの「やんば見放台」へ向かい、そこでも少し写真撮影。八ッ場ダム周辺は、まだまだ工事中です。

やんば見放台は、八ッ場ダムを一望できるように作れた展望台。平日の朝だったので数人の方しかいませんでした。ほぼ独り占め。去年近くまで来たのに通り過ぎてしまったので今回が初。良いところです。ダム、ダム湖、川原湯温泉など見渡せます。

さてさて一通り写真も撮ったので、ツーリングを続行。次は約75km先、「矢木沢ダム」を目指します。2時間後くらいの到着予想。気温の方もなんとかひと段落して絶好のツーリング日和。

みなかみとか奥利根地方へは行く機会がなかなか作れなかったので今回が初。一体今どこを走っているのかもわからない状態が続いていましたが、景色は良いし、道もいい。国道291号線も結構なスピードで流れてます。

途中バンジージャンプで有名な諏訪橋大橋やなんか廃墟とミニチュアな可愛いお店が同居している水上駅前を、不思議な感じをうけながら通過。

国道291号線を外れ、県道63号線「奥利根ゆけむり街道」を程なく走った頃から、路面はウェット、さらに落ち葉が散乱してて、ビビりながらのヒヤヒヤ走行。楽しいけど空はドンヨリしてくるし、時折パラパラっと小さい硬いものが降ってくるし…。所々紅葉具合はいいのだけれど。

奥利根橋

午前10時40分、一級河川利根川の最上流部に位置する「矢木沢ダム」に到着。途中のウェットで凸凹な路面で身体的にも精神的にも結構なダメージ。

あと、私ダムマニアでもなんでもないので、ダムの見方や、何処でどのように写真に収めるとカッコいいのとかも分からず、ただただ景色を眺めるだけ。

景色は超ドンヨリ!! テンション若干駄々下がり。

矢木沢ダム
矢木沢ダムにて – Spherical Image – RICOH THETA

午前11時過ぎ。ツーリング開始して6時間。ウェットな路面と落ち葉で若干疲れが…。
また「今回はダムの日だっ」と言いながら、なんとなく「もうダムはいいや」って気分で、奈良俣ダムはやめにして、照葉峡、片品村を抜けてそのまま中禅寺湖を目指すことに計画を変更する。ソロツーは気軽でいい。

しかしここでハプニング発生。奥利根ゆけむり街道で照葉峡に向かっていると、スマホナビから「奥利根ゆけむり街道が積雪の為通行止め」という案内が。数日前のツーリング計画時では問題なくルートを通せていたのに、どういう事?

全面通行止

なるほど、前日から通行止めになってました。
とりあえず、一旦やめた「奈良俣ダム」に寄って、そこで作戦会議。

これがまた不幸中の幸い。矢木沢ダムで若干テンションが下がっていたのが、奈良俣ダムで持ち直しました。私は奈良俣ダムの方が好きだな。ダムの天端から下流方向の景色が絶品でした。

ここからのルートを一度みなかみへ戻り、ひとまず高速で沼田まで行くことに変更。そこから折角なので、沼田といえば「河岸段丘」。河岸段丘のビューポイントを含めた「利根沼田望郷ライン」を走って、「金精道路」を経由して「中禅寺ボートハウス」を目指すことにする。(中禅寺湖ボートハウス向かい側の、中禅寺湖金谷ホテルコーヒーハウスユーコンでカレーでも食べようと計画)

午前1時40分、途中関東で人気の高い道の駅「川場田園プラザ」の前を通過して、河岸段丘ビューポイント到着。

いやー、素晴らしい。ここからの眺め最高です。到底私の技術では写真に収めることができません。沼田の河岸段丘ビーポイントは色々なところにあるので、また違ったところから眺めてみたいものです。本当に素晴らしい景色、遠くには浅間山まで見渡せます。

沼田の河岸段丘

「沼田の河岸段丘」を堪能したあとは、国道120号線「日本ロマンチック街道・金精道路」を経由して、中禅寺湖へ。(午後2時前、まだ今日は何も口にしてないぞ…)

金精道路は、結構寒いのです。途中の菅沼は、標高1,731mですからね。夏でも寒く感じます。そして今回も金精峠を抜けた例のカーブのところでお馴染みの景色に出会えました。男体山、湯ノ湖を一望できる場所からのショットです。(午後2時50分)

男体山と湯ノ湖

午後3時15分、途中の湯ノ湖、戦場ヶ原などを華麗にスルーして、中禅寺湖ボートハウスに到着。閉まってました。あれっ?

今回のツーリング、ここで終了です。疲れました。疲れたらもう写真も食事も何もありません。さっそうと帰るだけです。実は最終目的地として「足尾銅親水公園」を考えていたのですが…

体力の限界!! 帰ります!!

ここ中禅寺湖からは、第一いろは坂を遅い車の列でクラッチを握る左手を痛め、国道122号線(銅街道)で日が沈み、関越道で若干の渋滞に有って、東京徳島間650kmよりも遥かに疲れた563kmのツーリングでした。
結局何も飲まず、何も食わず、お土産も買わず、走り回るだけのいつものツーリングでした。(午後7時15分自宅着)

今回のルート(時計回り)

八ッ場ダムツーリング

今回の動画を公開しました。(2019.11.10)

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